英語教育に関するメールマガジン「ラナルド」・兼北海道英語教育学会ニューズレター ラナルド No.5 (2001.4.12)            目次 I   大学院の授業概要紹介 II   第三回例会のお知らせ   III   全国英語教育学会について   IV   その他 ***************************** I  大学院の授業概要紹介  新年度の授業・講義が始まり、皆さんにはお忙しい毎日をお過ごしのことと思いま す。学期初めにちなみ、今回は英語の専修免許状が取得できる道内大学院の講義概要 をお届けします。網羅的な講義紹介ではありませんが、英語教育の最先端と様子のう かがい難い大学院の一端をお知らせします。  なお、次号は中高編を予定しています。 北海道大学大学院国際広報メディア研究科言語伝達論講座 1) 講義題目: 「多言語環境論」 担当: 河合 靖  「国際広報メディア研究科」は、情報化・グローバル化する社会環境に対応した学 際性に富む新研究分野開拓に向けて昨年(平成12年度)設立されました (http://www.hokudai.ac.jp/lang/mediart/kohomedia.html)。高校英語専修免許状 が取得可能です。私の担当する多言語環境論では、多言語社会の実際を考察し、第二 言語習得の研究成果および外国語教育理論の変遷を概観することにより、第二言語運 用能力を身につけることの意義や問題点を考えていきます。 2) 講義題目:「国際言語伝達論演習」(Global Communication and Language Use)    担当 :西堀 ゆり   本演習は、疾走する国際情報化社会に対して、人間化(humanization)と文化間相 互理解の視点からそのあるべき姿を検証し、その実現に貢献することがねらいです。 文献を読むことは勿論ですが、ディスカッション・リーダーを勤めたり、コミュニ ケーション能力の開発を目指した実験プログラムを体験する等、自分の専門領域にお ける国際伝達の在り様を考え、その成果をプレゼンテーションで発表します。情報に 駆り立てられるのではなく、情報を使いこなすコミュニケーション能力を蓄え、情報 の人間化と国際相互理解へ寄与する。その意識と創造性、そして実行力を磨くのが最 終目標です。 北海道教育大学大学院英語教育専攻  北海道教育大学の英語教育の大学院は平成4年に、まず札岩と函館校で発足しまし た 1) 講義題目:「英語教育学特論T」 担当: 森永 正治(旭川校) これまでの外国語教育を回顧し、これからの外国語教育を展望することができる内外 の文献を輪読することを通して、21世紀の英語教育の方向を積極的に議論すること を目的とする。他に、隔週で教官を含め各学生が、最近読んだ「英語学・英文学・英 語教育学」に関する書物の紹介レポート(発表30分・質疑15分)を行う。 2) 講義題目:「英語教育学特論」 担当:横山吉樹 (岩見沢校)  授業のねらい 研究者として、第2言語習得理論の研究論文を批判的に読む。また、 論文の研究方法の特性を考察し、自らの修士論文につなげる。 授業の概要  第2言語習得理論の主たるものを考察する。授業は、それぞれの理論 の概説をする講義形式と、学生がその理論の主要論文を読み考察を加え発表する形式 を用いる。レポート課題として、「第2言語習得理論の一つをとりあげ、その理論を 用いてアクションリサーチをする」を課す。 3) 講義題目:「英語教育学特論T」   担当:加藤富夫 (札幌校)  発音の学習・教育ではこれまでnative speakerにできるだけ近くなることが目標で あった。しかし、英語が世界的に使用されるようになり、nonnative speakerのほう が多くなる21世紀には英語発音の到達目標は従来よりももっと下げるべきではないか と考えている。幸いなことに昨年Jennifer Jenkins, Phonology of English as an International Language.(Oxford U.P.)が出版され、例えばthは正確にできなくて もよい等と唱えている。院生諸君と賛否の意見を交わしたいと楽しみにしている 。 II  第三回例会のお知らせ    3回目になる例会を下記の要領で開催します。ヒエンさんは日本における小学校英 語教育事情を視察のために来日し、大阪と北海道を拠点に調査しています。この機会 に普段接することの少ないベトナムの英語教育について直接お話しをお聞かせくださ るようにお願いしました。日本語は解しませんので英語で発表を行います。範 玉東 氏は中国で医学部の学生に英語を教えていた先生です。昨年来日しましたので、日本 語は堪能です。貴重なお話しを伺えると思います。多数、ご参加下さいますよう、ご 案内申し上げます。  「アジアの英語教育」 講師  Hien  (ベトナム教育科学研究所外国語教育部研究員)   範 玉東 (北海道教育大学大学院英語教育専攻1年、中国医科大学教員) 日時 4月22日 13時30分−17時 場所 北高同窓会館・ノースエイム   札幌市北18条西5丁目20−36   電話011−716−3045 (地下鉄では南北線・北18条駅下車。北大から北24条へ向かう通りを北大モーター スとエマ美容室の間で左折、直進して北側。なお、駐車場は無いので近くの札幌会館 などに預けて下さい。)  会費 300円。  問い合わせなど。下記発行者 III   全国英語教育学会について    統一体としての全国英語教育学会が4月1日に東京で発足しました。会長は岡山大 学の松畑先生です。 第一回全国理事会が同時に開かれ、北海道英語教育学会が正式に加入を承認されまし た。 これに伴い、当会会長の加藤が全国英語教育学会の副会長も兼ね、横山、竹村が全国 英語教育学会の全国理事も兼ねることになります。また、北海道英語教育学会の会員 は、北海道英語教育学会だけに加盟する会員と全国にも加盟する会員との二本立てに なります。これに伴う手続き、会費の負担などにつきましては昨年入会された方には 別途ご連絡致します。入会されていない方は資料を下記の事務局までお申し込みくだ さい。 北海道英語教育学会事務局 竹村雅史  Tel: 【都合により削除】 E-mail:【都合により削除】 北海道札幌北高校 Tel: 011-736-3191 Fax: 011-736-3193 IV その他  1)  事務局の猪股俊哉先生は4月からアラブ首長国連邦のドバイ日本人学校に赴任 しました。そのうちに、熱砂便りをお届けできるのではないかと思います。 2)  原稿募集  投稿を歓迎します。 3) 転送依頼  お知り合いの方に転送して頂ければ幸いです。 4)  北海道英語教育学会ホームページのアドレス: http://h.iwa.hokkyodai.ac.jp/~heles/index_j.html  #############################   発行者 加藤富夫                           北海道教育大学札幌校教授、北海道英語教育学会会長。      電話:大学研究室 011-778-0390, 自宅 【都合により削除】    e-mail: 【都合により削除】  #############################